Socionextが専用HWと汎用CPUによるハイブリッドコーデックの新製品「M820L」を発売
2018年5月17日、Socionextは映像データのコーデックシステムの新製品「M820L」の発売を発表した。
「M820L」は、専用ハードウェアによる高性能処理と汎用CPUによる柔軟なソフトウェア処理を組み合わせたハイブリッドコーデック製品「M820シリーズ」の新製品で、PCI-e Low Profileに準拠したカードにハイブリッドコーデック・システムが実装されている。同カードをPCやサーバーのPCI-eスロットに挿せばCPUのアクセラレーターとして活用することができる。
Socionextは「M820L」の利用方法として既存システムのエンコード性能の向上、新たに要求される機能・性能に応じたシステムの拡張などを想定していて、そのアプリケーション事例としてクラウドAIと連携させた高画質・リアルタイム映像解析のデモを開発。「M820L」を利用することで従来のクラウド映像処理だけでは実現が難しかった高解像度・高画質の効率的なリアルタイムでの解析が実現できたという。同デモは今日明日と東京国際フォーラムで開催される「富?通フォーラム 2018 東京」で展示している。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2018.05.17
)