2017年Q2世界EDA売上は前年比約9.7%増の22億920万ドルで成長持続
2017年9月25日、米ESD Allianceは、2017年度第2四半期(4月-6月)の世界EDA売上報告を発表した。
ESD Allianceの発表によると2017年Q2(4-6月)の世界のEDA売上総額は、前年比約9.7%増の22億920万ドル。Q1に続いて好調を維持した。
2017年Q2のEDA売上をカテゴリ別に見ると、全ての分野で売上が前年実績を上回った。しかし前Q1と比べるとその内訳には変化があり、Q1で前年比14%以上伸びたCAE分野は前年比2.2%増に落ち着き売上もQ1より落ちた。目立って伸びたのはIP分野とPCB/MCM分野で、それぞれ前年比18.8%増、16.4%増だった。
2017年Q2のEDA売上を地域別に見ると全ての地域で売上前年比2ケタ増を達成。欧州市場、アジア市場は前年比10%増を超える成長を示した。日本市場の売上については円ベースで換算すると前年比約4.9%増で239億9100万円程度となる。
2017年Q2時点でのEDA業界の従業員数は前年比9.5%増の38265人で過去最高記録を更新した。
2017年Q2の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 6億7730万ドル 2.2%Up
■IC Physical Design & Verification分野 4億3430万ドル 4.7%Up
■IP分野 7億9340万ドル 18.8%Up
■サービス分野 1億880万ドル 9.5%Up
■PCB/MCM分野 1億9540万ドル 16.4%Up
2017年Q2の地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 9億8600万ドル 8.5%Up
■欧州 3億1480万ドル 10.6%Up
■日本 2億1600万ドル 2.5%Up
■アジアその他地域 6億9170万ドル 13.8%Up
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2017.09.28
)