2016年10月の世界半導体市場は前年比5.1%増の304.5億ドル、史上初の300億ドル大台突
2016年12月5日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2016年10月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2016年10月の世界半導体売上は前年同月比5.1%増、前月比3.4%増の304億5000万ドルで、10月の売上として過去最高を記録。単月売上が300億ドルを超えるのは史上初となる。売上が前年同時期の実績を上回るのはこれで3ヶ月連続。今年上半期は売上の停滞が続いていたが、8月以降は急激に売上が回復しており年間売上で前年実績を上回る可能性が高まってきた。
2016年10月の世界半導体市場を地域別の売上で見ると、長らく前年実績を割り込んでいた北米市場が遂に前年超え。為替の影響のある欧州市場以外は全ての地域で前年比プラス成長を達成した。中でも中国市場は勢いを取り戻し前年比17%増と今年最高の伸びを示した。
日本市場の売上はドルベースでは前年比7.2%増と今年最高の伸び。円ベースでは前年比約11%減で、円ベース換算の売上は約3000億円となっている。
※SIA
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2016.12.07
)