2016年の世界半導体市場は前年比1.1%増の3389億ドルで過去最高
2017年2月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2016年12月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2016年12月の世界半導体売上は前年同月比12.3%増、前月とほぼ同等の310億1000万ドルで5ヶ月連続で前年実績を上回った。
2016年の世界半導体売上の合計は、前年比1.1%増の3389億ドルで過去最高を記録。上半期の売上は振るわなかったが下半期の猛烈な巻き返しにより、前年比プラス成長という結果に終わった。
ちなみに昨年11月に発表されたWSTSによる昨年の秋季予測によると、2017年の世界半導体市場は約3.3%のプラス成長となっている。
2016年12月の世界半導体市場を地域別の売上で見ると、全ての地域で前年を上回る売上を記録。中国市場は活況を維持し続けており前年比20.4%と売上大幅アップ。北米市場も前年比10.1%増と強さを取り戻した。北米市場はこれで3ヶ月連続で売上前年超えを達成した。
日本市場の売上はドルベースでは前年比10.5%増と地域別では首位中国に次ぐ成長率を達成。円ベースでは前年比約3%減で、円ベース換算の売上は約3056億円となっている。
※SIA
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2017.02.08
)