MentorがAltera Arria 10 SoCのバーチャル・プラットフォームを無償提供開始
2015年11月5日、Mentor Graphicsは、Altera社のARM搭載FPGA「Arria 10 SoC」のバーチャル・プラットフォームの提供開始を発表した。
発表によると今回提供される「Arria 10 SoC」のバーチャル・プラットフォームは、MentorのWebサイト上からダウンロードする事ができる無償のバイナリで、「Arria 10 SoC」向けソフトウェアの先行開発に利用する事が可能。今年2月に発表されたAlteraとMentorのコラボレーションが実現された格好だ。※関連ニュース
Mentorとしては「Arria 10 SoC」のバーチャル・プラットフォームを無償提供し、それを用いたソフトウェアの開発・デバッグで同社の組込みソフト開発ツール「Mentor Embedded Sourcery CodeBench Virtual Edition」や「Sourcery Analyzer」、バーチャル・プロトタイピング・ツール「Vista Architect」を使ってもらうという腹づもり。「Vista Architect」を利用することでSoC FPGAのカスタム・ロジック部も含めたバーチャル・プラットフォームを構築しハード/ソフトの相互動作をシミュレーションする事が出来るようになる。
なお、MentorとAlteraの取り組みは複数のAltera製品向けに展開される予定で、間もなくIntelの14nm Tri-Gateプロセスで製造される「Stratix 10」のバーチャル・プラットフォームもリリースされる予定となっている。
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2015.11.09
)