UMCとCadenceが28nm設計リファレンス・フローで協業
2015年1月21日、CadenceはUMCとの協業成果について発表した。
今回発表されたのは、UMC 28nmプロセスの設計リファレンス・フローの実現に関する協業で、UMCはCadenceのEDAツールをベースに既存のソリューションよりも短TATで高性能なチップを実現する設計フローを構築した。
同フローを用いて製造した28nm ARM® Cortex®-A7 MPCoreベースSoCは、1.7GHzの目標性能を達成し、これまで使用していたソリューションよりもダイナミック・パワーを20%削減、テープアウトまでの時間は33%削減出来た。
UMCは既にARM® Cortex®-A7 MPCoreベースSoC向けのリファレンス・デザインを顧客に提供している。
今回の28nmリファレンス・フローでUMCが採用したCadenceのEDAツールは以下の通り。
・Encounter Digital Implementation System
・Tempus Timing Signoff Solution
・Voltus IC Power Integrity Solution
・Quantus QRC Extraction Solution
・Physical Verification System
・Litho Physical Analyzer
・CMP Predictor
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2015.01.22
)