Aldecの設計要求管理/追跡ツール「Spec-TRACER」がIBMの「Rational DOORS」と連携
2014年12月10日、論理シミュレータ他、各種ASIC/FPGA設計ツールを手掛ける米Aldec社は、同社の設計要求管理/追跡ツール「Spec-TRACER」のバージョン・アップを発表した。
Aldecによると「Spec-TRACER」の最新バージョン 2014.12では、IBMの要求管理アプリケーション「IBM® Rational® DOORS®」との双方向連携がサポートされ、「DOORS」で定義された要求と属性の「Spec-TRACER」データベースへのインポート、および「Spec-TRACER」で管理・作成されるFPGAデザイン関連項目の「DOORS」データベースへのエクスポートが可能となった。
「Spec-TRACER」で管理・作成されるFPGAデザイン関連項目としては、FPGAデザインの要求、HDLデザイン・テストベンチのタグ、トレーサビリティ・データ、テストケース、ログファイル、波形、コードカバレッジ結果などがあるという。
その他、「Spec-TRACER 2014.12」では、CSV形式のトレーサビリティ・ファイルのインポートが可能となったほか、トレーサビリティ機能の改善、「Spec-TRACER」データベースと機能カバレッジの連携などが実現された。
※画像はAldec社Web上のデータ
= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2014.12.24
)