Aldecのシミュレータ「Riviera-PRO」が検証プロセスを高速/効率化

2014年11月12日、論理シミュレータ他、各種ASIC/FPGA設計ツールを手掛ける米Aldec社は、同社の論理シミュレータ「Riviera-PRO」の機能強化を発表した。


発表によると、「Riviera-PRO」の最新バージョン2014.10では、ユーザーの定義した要求ベースのテストプランとカバレッジ・メトリクスをリンクさせることが可能となった。

rpro_2014.10_347.png具体的には、ユーザーがExcelなどのスプレッドシートで記述したテストプランをXMLに変換してカバレッジ・データベース・ファイルとして「Riviera-PRO」インポートし、シミュレーション実行結果から集めたカバレッジ・データベースにテストプランのセクションをリンクできる。これによりテストプランとカバレッジの相関を見ながら効率的に検証の進捗を確認する事が可能。「Riviera-PRO」にはテストプランとカバレッジの相関に関するレポート出力機能も備えられている。


Aldecは、カバレッジ結果のチェックに頼るだけでなく、要求ベースのテストプランとカバレッジ・メトリクスを相関させることで、より高速で効率的なカバレッジ・クロージャ手法ができるようになるとしている。


= EDA EXPRESS 菰田 浩 =
(2014.12.12 )