Siemens EDAがハードウェア・ベース検証の新製品「Veloce CS」シリーズを発表
2024年2月20、Siemens Digital Industries Softwareは、ハードウェア・ベース検証の新製品「Veloce CS」シリーズを発表した。
今回発表された「Veloce CS」シリーズ製品は下記の3品種。
・ Veloce™ Strato CS
新型のエミュレーターでSiemensオリジナルの7nmアクセラレータ「Crystal」を搭載。
4,000万ゲートから400億ゲート以上までデザイン容量を拡張可能。
従来製品「Veloce Strato」と比較してエミュレーション・パフォーマンスが最大5倍に向上。
・Veloce™ Primo CS
FPGAベースのプロトタイピング・システムでVersal Premium VP1902 FPGAを搭載。
4,000万ゲートから400億ゲート以上までデザイン容量を拡張可能。
・Veloce™ proFPGA CS ハードウェア。
FPGAベースのプロトタイピング・システムでVersal Premium VP1902 FPGAを搭載。
FPGA1個から数百個までと拡張性が高く、デスクトップユースも可能。
「Veloce Strato CS」と「Veloce Primo CS」は両方とも同じオペレーティング システム上で実行され、プラットフォーム間をシームレスに移動する自由を提供しながら優れた一致性を実現。また、低電力、優れた冷却性能、コンパクトな設置面積といった最新のデータセンター要件に完全に準拠したモジュラー・ブレード構成で簡単に設置して利用できるという。
なお、「Veloce CS」のソフトウェア環境は全てのプラットフォームで共通利用可能。ハードウェア・システムを含めてクラウド対応の提供も行われるようだ。
製品の一般リリースは2024年夏の予定。