2023年2月の世界半導体市場は前年比20.7%減の396.8億ドル、6ヶ月連続の前年割れ
2023年4月6日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2023年2月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2023年2月の世界半導体売上は、前年同月比約20.7%減、前月比約4.7%減の396.8億ドルだった。世界半導体売上の単月売上が前年同時期の実績を下回るのは6ヶ月連続。
2023年の半導体市場は前年比で数パーセントのマイナス成長になるとWSTSほか各調査期間が予測しているが、既に1月、2月と急ブレーキがかかっており、このペースでいくと10%を超えるマイナス成長となる可能性もある。
2023年2月の世界半導体売上を地域別に見ると、日本以外は全ての地域で前年比マイナス。主要市場の中国、アジア、北米は1月に続いて軒並み前年比2ケタ減を記録。米国規制の影響を受けている最大市場中国の落ち込みは深刻な状況となっている。
2023年2月の日本市場の売上を円ベースで換算すると前月比約1.2%増、前年比約16.2%増の約5,170億円。日本市場の売上が前年同月比プラス成長となるのはこれで27か月連続。円安の影響で日本市場の売上増は現在も継続している。