レジスタ設計ツールの米SemiforeをインターコネクトIPの米Arteris IPが買収
2023年1月10日、インターコネクトIPを手がける米Arteris IPは、レジスタ設計ツールを提供する米EDAベンダSemifore社の買収を発表した。
ArterisによるSemiforeの買収はすでに完了しており、その取引条件などは明らかにされていない。
Semiforeは2006年設立のEDAベンダで「CSRCompiler」というレジスタ設計ツールを提供していた。
「CSRCompiler」は、同社の開発した専用のレジスタ仕様言語「CSRSpec」で記述されたアドレスマップから、ハードウェア開発向けの合成可能なRTL、ソフトウェア開発向けのC/Perlのヘッダ、検証用のC、Vera、Verilog、デザインチーム向けのHTMLページやドキュメントを出力するツールで、ハード/ソフト異なるチームにおけるレジスタ回りの設計を一元管理・効率化できる。ツールへの入力としてはレジスタ記述言語「SystemRDL」や「IP-XACT」もサポートしているほか、ユーザー既存のアドレスマップ(スプレッドシート)をインポートすることもできる。
今後SemiforeのメンバーはArteris IPの傘下として活動を継続するようだ。