2022年Q2、世界EDA市場は前年比17.5%増の37億4870万ドルで最高記録更新を継続
2022年10月17日、米ESD Allianceは、2022年度第2四半期(4月-6月)の世界EDA売上報告を発表した。
ESD Allianceの発表によると2022年Q2(4-96)の世界のEDA売上総額は、前年比約17.5%増、前Q1比約6.9%増の37億4870万ドルで四半期売上記録を更新した。記録の更新は9四半期連続。四半期売上が前年実績を上回るのは14四半期連続となる。
2022年Q2のEDA売上をカテゴリ別に見ると全てのカテゴリで前年比2ケタ増を達成。PCB, IP, Serviceの3部門は前年比20%超えの成長となった。好調なIP分野は四半期売上記録の更新を続けている。
2022年Q2のEDA売上を地域別に見ると、日本市場を含む全ての地域で前年比プラス成長を記録。最大市場の北米の成長率は前年比20%増を超えた。
2022年Q2時点でのEDA業界の従業員数は前年比8.9%増の54,408人でQ1よりも約6%増加した。
2022年Q2の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 11億3730万ドル 12.1%Up
■IC Physical Design & Verification分野 6億5700万ドル 13%Up
■IP分野 14億7670万ドル 22.6%Up
■サービス分野 1億3070万ドル 23.2%Up
■PCB/MCM分野 3億4710万ドル 22%Up
2022年Q2の地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 16億4340万ドル 20.2%Up
■欧州・中東・アフリカ 4億7200万ドル 13.7%Up
■日本 2億5230万ドル 6.1%Up
■アジアその他地域 13億8100万ドル 17.9%Up