2022年7月の世界半導体市場は前年比7.3%増の490億1000万ドルで今年最低を記録
2022年9月6日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2022年7月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2022年7月の世界半導体売上は、前年同月比7.3%増、前月比約2.3%減の490億1000万ドルだった。世界半導体売上の単月売上が前年同時期の実績を上回るのはこれで30ヶ月連続。2021年12月から7ヶ月連続で売上500億ドル台を維持していたが、この7月は500億ドルを割り込んだ。2年以上好調を維持し続けてきた世界の半導体市場は今年5月をピークに売上下降基調に入っている。
2022年7月の世界半導体売上を地域別にみると、最も勢いのあった北米市場の成長率が前年比20.9%増と6 月よりも低下。中国市場はついに前年比1.8%減のマイナス成長となった。
日本市場の売上を円ベースで換算すると前月比約2.4%増、前年比約40.5%増の約5,619億円。日本市場の売上が前年同月比プラス成長となるのはこれで20か月連続。とくにここ数ヶ月は円安の影響で大幅な売上増が続いている。