AccelleraがCDC(クロックドメインクロッシング)の標準化を検討するWGを発足
2022年8月2日、EDAおよびハードウェア設計言語の標準化団体Accellera Systems Initiativeは、CDC(クロックドメインクロッシング)に関する新たな標準化を検討するProposed Working Group (PWG) の発足を発表した。
発表によると同PWGのキックオフは9月13日の予定で、既にArm、Cadence、Intel、Qualcomm、NVIDIA、NXP、STMicroelectronics、Siemensといった企業が関心を示しているという。同キックオフはAccelleraの会員でなくとも参加できる。
現在のところ、異なるCDC検証ツールから生成されたCDCに関する担保を相互運用することができないため、例えばSoC開発チームとIPプロバイダが異なるCDC検証ツールを利用していると、SoC開発チームはSoC検証環境で調達したIPについてのIPレベルのCDC検証結果を再利用することができないといった問題が生じている。このような障壁が無くなりCDCに関する担保を相互運用可能になれば業界エコシステムの利益となるため、その要件や技術的な可能性などをPWGで検討する。