2022年6月の世界半導体市場は前年比13.3%増の508億2000万ドルで記録更新ストップ
2022年6月の世界半導体市場は前年比13.3%増の508億2000万ドルで記録更新ストップ
2022年8月1日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2022年6月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2022年6月の世界半導体売上は、前年同月比13.3%増、前月比約1.9%減の508億2000万ドルだった。世界半導体売上の単月売上が前年同時期の実績を上回るのはこれで29ヶ月連続。2022年4月まで13ヶ月連続で単月売上が前年比20%以上増加していたが、5月は18%増、6月は13.3%増と成長率が緩やかに下りつつある。4月,5月と2ヶ月連続で単月売上記録を更新していたがこの6月は記録更新とはならならず、4月の売上を下回った。
四半期ごとの売上を見ると、2022年Q2(4-6月)の売上は1525億ドルで前年比13.3%増、Q1(1-3月)よりも僅かに0.5%多かった。
2022年6月の世界半導体売上を地域別にみると、先月に続いて北米市場の成長率が最も高いが、前年比29%増という数字は5月の36.9%増、4月の40.9%に比べると明らかに成長が鈍化してきている。その他市場の中では5月に続いて日本市場が最も成長率が高く前年比16.1%増だった。
日本市場の売上を円ベースで換算すると前月比約3%増、前年比約41%増の約5,485億円。日本市場の売上が前年同月比プラス成長となるのはこれで19か月連続。とくにここ数ヶ月は円安の影響で大幅な売上増が続いている。