SynopsysとAnalog Devicesがパワー・システム開発の効率化で協業
2022年5月23日、SynopsysとAnalog Devicesは、車載/航空宇宙/工業向けなどのパワー・システム開発の効率化に向けた協業を発表した。
発表によるとAnalog DevicesはSynopsysのシステムレベル・シミュレーター「Saber」向けに自社のDC/DC ICならびにμModule®(マイクロモジュール)レギュレーターのモデル・ライブラリを提供。これらライブラリと「Saber」を用いることで、各分野向けのパワートレイン設計者は、高速/高精度なマルチドメイン・シミュレーションが可能となり開発効率を向上できるという。
様々な分野で開発するシステムが複雑化する中で、シミュレーション技術と同様にそのためのモデルの重要性が高まっている。顧客の囲い込みを狙い自社製品のシミュレーションモデルを積極的に供給するという動きは、特に車載システム開発の分野で活発化している。