Gartnerによる2021年の世界半導体売上集計は前年比26.3%増の5,950億ドル
2022年4月14日、調査会社Gartnerは2021年の世界半導体売上について報告した。
Gartnerの集計によると2021年世界半導体売上は前年比26.3%増の計5,950億ドルだった。
※画像はGartnerのHP上のデータ
売上ランキングでは、Samsungが前年比28%増の約732億ドルでIntelから首位を奪還した。2位に転落したIntelは前年比0.3%減の約725億ドルだった。
売上トップ10の中で強力な成長を示したのはAMDとMediatekで、それぞれ前年比68.6%増、60.2%増だった。
HiSiliconは米国の制裁により売上が2020年の82億ドルから15億ドルに81%減少し売上トップ25から脱落した。この影響で半導体市場の中国のシェアは2020年の6.7%から6.5%に低下した。一方でメモリで強い成長を示した韓国のシェアは19.3%に拡大した。
セグメント別では自動車市場が他の全ての市場を上回り、2021年に34.9%成長した。スマートフォンが大きく伸びたワイヤレス通信市場も24.6%と大きな成長を見せた。
なお米SIAの集計では2021年の世界半導体売上は前年比26.2%増の5,559億ドルとなっている。