SiFiveのグループ会社韓国SEMIFIVEがミックスドシグナルIPの米Analog Bitsを買収
2022年3月22日、SiFiveのグループ会社である韓国の設計会社SEMIFIVEは、ミックスドシグナルIPを手掛ける米Analog Bitsの買収を発表した。
Analog Bitsは1995年創業のIPベンダで本拠地はカリフォルニア州サニーベール。PLL、オシレーター、センサー、SERDES、各種I/Oなど、75以上のプロセスをサポートする1000種以上の幅広いIP製品を提供しており、顧客数は400社を超える。
SiFiveの支援を受けて2018年に創業した韓国SEMIFIVEは、先端SoCなどの設計サービスを手掛けるベンチャーでSamsungファウンドリとの強いパイプを持ち、今年ソフトバンクなどから約125億円の資金調達に成功している。同社は既に韓国国内で設計会社など3社を買収しており、今回の買収により従業員数は350名以上となる。
Analog Bitsの買収はSEMIFIVEの設計サービスの付加価値を高めるためのもので、同社は数年以内の株式上場を目指している。今回の買収など同社の動きをみていると、SiFiveのソリューションを核とした低コストで短納期がうりの同社の設計受託事業はかなり好調な様子だ。