2021年Q3、世界EDA市場は前年比17.1%増の34億5810万ドルで記録を更新
2022年1月17日、米ESD Allianceは、2021年度第3四半期(7月-9月)の世界EDA売上報告を発表した。
ESD Allianceの発表によると、2021年Q3(7-9月)の世界のEDA売上総額は前年比約17.1%増、前Q1比約8.3%増の34億5810万ドルで、四半期売上記録を更新した。記録の更新は6四半期連続。四半期売上が前年実績を上回るのは11四半期連続となる。
2021年Q3のEDA売上をカテゴリ別に見ると全てのカテゴリで前年比増を達成。強力な成長を見せたのは前期同様IP分野でまた四半期売上記録を塗り替えた。
2021年Q3のEDA売上を地域別に見ると、日本市場を含む全ての地域で前年比2桁成長を記録。欧州・中東・アフリカ市場も大きな成長を見せた。
2021年Q3時点でのEDA業界の従業員数は前年比8.7%増の51,182人でQ2よりも約2.4%増加した。
2021年Q3の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 10億5470万ドル 13.7%Up
■IC Physical Design & Verification分野 6億1260万ドル 0.7%Up
■IP分野 13億7330万ドル 30.6%Up
■サービス分野 1億1910万ドル 12.5%Up
■PCB/MCM分野 2億9830万ドル 14.5%Up
2021年Q3の地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 14億9450万ドル 14.3%Up
■欧州・中東・アフリカ 4億5170万ドル 22.6%Up
■日本 2億5980万ドル 11.8%Up
■アジアその他地域 12億5210万ドル 19.7%Up