2021年3月の世界半導体市場は前年比3.7%増の410.5億ドル、3月売上記録を更新
2021年4月30日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2021年3月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2021年3月の世界半導体売上は、前年同月比約3.7%増、前月比約3.7%増の410億5000万ドルだった。この実績は3月の売上としては過去最高。単月売上が前年同時期を超えるのは14ヶ月連続。
2021年Q1(1-3月)の売上合計は前年比17.8%増の約1,231億ドルで、過去最高売上を記録した2018年を上回る水準で推移している。
2021年3月の世界半導体売上を地域別にみると、全ての地域で売上前年比増を達成。中でも中国市場は前年比25.6%増と強力な成長を見せた。アジアその他地域も好調を維持しており、2月を上回る前年比19.6%の成長となっている。北米市場は前年比9.2%増の成長で依然右肩上がりの成長を継続している。
日本市場は前年比13%増とアジアその他地域に次ぐ成長率で2月に続いて好調をキープした。売上を円ベースで換算すると前月比約6%増、前年比約14.6%増の約3,542億円となる。日本市場の売上が前年同月比プラス成長となるのは5か月連続。