2021年2月の世界半導体市場は前年比14.7%増の395.9億ドル、2月売上としては過去最高
2021年4月5日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2021年2月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2021年2月の世界半導体売上は、前年同月比約14.7%増、前月比約1%減の395億9000万ドルだった。この実績は2月の売上としては過去最高。単月売上が前年同時期を超えるのは13ヶ月連続で、2021年の売上は1-2月と過去最高だった2018年を上回る水準で推移している。
2021年2月の世界半導体売上を地域別にみると、全ての地域で売上前年比増を達成。北米市場は2021年1月まで13ヶ月連続で対前年比の成長率が2ケタ増であったが、2月は9.7%の成長に留まった。ここにきて中国、アジアが強い成長を見せており、ともに1月に続いて対前年比2ケタ増となった。
日本市場は1月に続いて前年比7.6%増と好調をキープした。売上を円ベースで換算すると前月比約1.7%減、前年比約3.3%増の約3,340億円となる。日本市場の売上が前年同月比プラス成長となるのは4か月連続となる。