2020年9月の世界半導体市場は前年比5.8%増の378億ドル、8ヶ月連続で前年比増
2020年10月30日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2020年9月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2020年9月の世界半導体売上は、前年同月比5.8%増、前月比4.5%増の378.6億ドルで2020年の単月売上としては最高額を記録。これで単月売上の前年比増は8ヶ月連続となる。
半導体市場はコロナ禍において安定した成長を継続しており、このまま売上が順調に推移すると過去最高を記録した2018年に次ぐ年間売上となる。
2020年9月の世界半導体売上を地域別にみると、3月以降、力強い売上増を続けている北米市場は9月も前年比20.1%増の売上を記録。前年比20%を超える売上増は8ヶ月連続となる。
その他の地域では、中国、アジアその他地域も売上が堅調に推移。日本市場と欧州市場は前年実績を割り込んだ。
日本市場の9月の売上は前年比1.8%減、前月比1.5%増の30.7億ドルで、売上を円ベースで換算すると前月比約1.3%増、前年比約3.2%減の約3,244億円となる。