CadenceとSynopsysがSamsung 3nm GAAプロセスにおけるツール認証を発表
2020年10月28日、CadenceとSynopsysは、Samsung Foundryの3nm Gate-All-Around(GAA)プロセスにおけるツール認証を同時に発表した。
Samsungの3nm GAAプロセスはMBCFETと呼ばれる独自のFET構造を持ち、TSMCに先駆けての量産を目指す野心的なGAAプロセスで、今年からリスク生産の開始が予定されていた。(TSMCは2nmプロセスからGAAを採用するとされている)
今回CadenceとSynopsysの両社は、それぞれ自社ツールで構成するSamsung 3nm GAAプロセス向けのAMSデザイン・リファレンスフローをリリースし、これをSamsungが認証した。
Cadenceのフローは「Vituoso」を、Synopsysのフローは「Custom Compiler」を中心としたもので、Samsungの顧客は両社のツールを用いてSamsung 3nm GAAプロセスをターゲットとしたアナログおよびミックスド・シグナル設計が可能となる。