ルネサスが自社ASSP製品にAndesのRISC-V CPUコアを採用
2020年10月1日、ルネサスエレクトロニクスは、ASSP製品に台湾のIPベンダAndes TechnologyのRISC-V CPUコアを採用したことを発表した。
発表によるとルネサスは新しいASSP製品にAndesの32ビットRISC-V CPUコア「AndesCore™」を採用。同コアを搭載したASSPは2021年の下半期にサンプル提供を開始する予定。
同ASSPにはアプリケーションプログラムのパラメータ設定用ツールが用意されており、ルネサスはユーザーに対してRISC-Vの初期開発とソフトウェア投資の敷居を下げることができるとしている。
AndesはArm対抗の独自CPUコアで実績を積み重ねてきたIPベンダで台湾の大手半導体ベンダMediaTekの資本も入っている。2016年以降、RISC-VベースのCPUコアに力を注いでおり、2019年には同社のRISC-Vベースコアを用いたSoCの出荷数は15億個に達している。