2020年8月の世界半導体市場は前年比4.9%増の362億ドル、7ヶ月連続で前年比増
2020年10月5日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2020年8月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2020年8月の世界半導体売上は、前年同月比4.9%増、前月比3.6%増の362.3億ドルで、7ヶ月連続で単月売上の前年比増を達成した。
半導体市場は昨年を上回る順調な成長を継続しており、現在のところ新型コロナウイルスによる経済の影響を受けず売上を伸ばし続けている。
好調な半導体市場の原動力となっているのは北米市場で、8月も前年比26.3%増の売上を記録。北米市場は3月以降、6ヶ月連続で前年比20%を超える売上増を続けている。
その他の地域を見ると7月に続いて欧州市場が売上減が目立っているがこれは為替の影響が大きい。
日本市場の8月の売上は前年比1.4%減、前月比1%増の30.2億ドルで、売上を円ベースで換算すると前月比約3.7%増、前年比約1.9%減の約3,202億円となる。