2020年7月の世界半導体市場は前年比4.9%増の352億ドル、6ヶ月連続で前年比増
2020年9月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2020年7月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2020年7月の世界半導体売上は、前年同月比4.9%増、前月比2.1%増の352億ドルで、6ヶ月連続で単月売上の前年比増を達成した。半導体市場は2019年の落ち込みから確実に回復しているように見えるが、SIAのCEOは「今後の市場動向には大きな不確実性が残る。」と先月と同様のコメントを残している。
2020年7月の売上を地域別で見ると、北米市場は回復が鮮明で売上げは前年比26.3%増と大きく増加。一方で欧州市場は前年比14.7%減と大きく売上を落とした。日本市場の7月の売上は前年比0.4%減、前月比3.4%増の29.9億ドルで、売上を円ベースで換算すると前月比約2.2%増、前年比約1.8%減の約3,190億円となる。