セキュリティ機能の自動実装を目指すDARPAのプログラムにArm、Synopsys、UltraSoCらが参画
2020年5月27日、DARPA(米国防高等研究計画局)は、セキュアなチップ開発の効率化を目指すAISSプログラムのメンバーを発表した。
※AISS:Automatic Implementation of Secure Silicon
セキュアシリコンの自動実装プログラムAISSは、サイドチャネル攻撃、ハードウェアトロイ、リバースエンジニアリングといったSoCレベルのセキュリティに取り組むチームと、、偽造、リサイクル、再マーキング、複製、過剰生産など、サプライチェーン攻撃に対するセキュリティに取り組むチームの2チームで構成される。
・Synopsys, Arm, Boeing, Florida Institute for Cybersecurity Research at the University of Florida, Texas A&M University, UltraSoC, University of California
・Northrop Grumman, IBM, University of Arkansas, University of Florida
Synopsys, Arm, UltraSoCらが参画するチームでは、チップを攻撃から保護するためのアップグレード可能な組み込み型「セキュリティエンジン」を開発し、それをチップに自動実装する手法を研究する。電力、面積、速度、およびセキュリティ(PASS)制約をツールに入力すると、アプリケーションの目的に基づいて最適な実装を自動生成する形を目指すという。