Foxconn、Socionext、Hailo が共同開発したエッジ向けAI映像解析ソリューション
2020年5月13日、ファブレス半導体ベンダSocionext、世界最大のEMS Foxconn、イスラエルのAIチップ・スタートアップ Hailoの3社は、共同開発したエッジ向けAI映像解析ソリューションを発表した。
発表されたエッジ向けAI映像解析ソリューションは、FoxconnとSocionextが共同開発したエッジAIサーバー「BOXiedge」にHailoのディープラーニング・プロセッサー「Hailo-8」を搭載したもので、「BOXiedge」にはSocionextのサーバー向けプロセッサー「SynQuacer」が組み込まれている。
「Hailo-8」は最大26TOPSという性能に加え、電力効率が非常に高い推論チップと言われており、同じく電力効率の高さを売りにした「BOXiedge」と組み合わせることで、スタンドアロンのAI推論ノードにおいて業界最高クラスの電力効率を実現。同ソリューションは、20以上のストリーミングカメラの入力フィードの処理と分析をリアルタイムにエッジで実行することができるという。
Hailoは昨年5月に「Hailo-8」のリリースをアナウンスしているが、同チップが搭載されている製品が公にアナウンスされるのは恐らく今回が初。同社は二度の資金調達で累計8000万ドル超を調達しており、投資家にはNECも名を連ねている。