2020年3月の世界半導体市場は前年比6.9%増の348億ドル、2四半期連続で前年比増
2020年5月4日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2020年3月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2020年3月の世界半導体売上は、前年同月比6.9%増、前月比0.9%増の348.5億ドルという結果だった。SIAによるとこの3月の売上には新型コロナウイルスの影響はまだ現れていないとの事。2月に1年3ヶ月ぶりに売上が前年実績を上回り3月もそれに続く形となったが、この先は新型コロナウイルスの影響で大きな影響が出る可能性が高い。
四半期の売上でみると2020年Q1(1-3月)の売上は1,046億ドルで、前月比3.6%減、前年比6.9%増となっている。
2020年3月の売上を地域別で見ると、北米が前年比21.8%と大きく成長。欧州以外の各地は全て前年比増を達成した。
日本市場の3月の売上は28.8億ドルで、売上を円ベースで換算すると前月比約12.2%減、前年比約2.5%減の約3,090億円となる。