筑波大、東工大、XilinxらがFPGAを主軸とした「アダプティブコンピューティング研究推進体-ACRi」を設立
2020年4月3日、国立大学法人筑波大学、国立大学法人東京工業大学、アヴネット株式会社、ザイリンクス株式会社、株式会社SUSUBOX、特殊電子回路株式会社、株式会社フィックスターズ、わさらぼ合同会社の計8団体は、アダプティブコンピューティング研究推進体「ACRi(アクリ)」の設立を発表した。
発表によるとACRiは、FPGAの活用方法の模索・研究を目的とした産学連携の研究団体で、東京工業大学の大岡山キャンパス内に拠点を設置。創設メンバーを含む下記計15の団体(2大学、13社)が活動を協賛している。
(大学)
国立大学法人筑波大学
国立大学法人東京工業大学
(創設企業)
アヴネット株式会社
ザイリンクス株式会社
株式会社SUSUBOX
特殊電子回路株式会社
株式会社フィックスターズ
わさらぼ合同会社
(参加企業)
アイベックステクノロジー株式会社
株式会社アクセル
株式会社インターネットイニシアティブ
株式会社インテリジェント ウェイブ
KDDI株式会社
株式会社サイバーエージェント
Mipsology SAS
ACRiは具体的な研究テーマとして下記の3テーマを掲げており、FPGA検証環境や学習機会の無償提供、エンジニアの交流の場の提供なども行っていくとしている。
・AI等の処理を高速化するFPGAアクセラレータの開発
・IoTのためのFPGAアクセラレータおよびFPGAシステムの開発
・設計を効率化するためのFPGA活用基盤の開発
FPGA関連の国内コミュニティとしては、FPGAコンソーシアムというNPO法人がFPGA創成期から活動しており、最近ではFPGAエクストリーム・コンピューティングというエンジニア・コミュニティも注目を集めている。今回立ち上げられたACRiは、産学連携の研究団体として国内に新たな形のFPGAコミュニティを創り出してくれそうだ。