台湾Andes TechnologyのRISC-V IPを用いたSoCの出荷数、2019年は前年比50%増の15億個
2020年3月31日、RISC-VベースのCPU IPを手掛ける台湾Andes Technologyによると、同社のIPを用いたSoCの出荷数は2019年に15億個に到達した。(
プレスリリース)この実績は前年比で50%増で同社のIPを用いたSoCの累計出荷数は50億個を超えた。同社のIPは以下のようなアプリケーションに組み込まれているという。
オーディオ、Bluetooth、ゲーム、GPS、機械学習、MCU、センサーフュージョン、SSDコントローラー、タッチスクリーンとTDDIコントローラー、USB 3.0ストレージ、音声認識、Wi-Fi、ワイヤレス充電器など。
Andes Technologyは創業15年と歴史は浅いが、オープンソースのISAであるRISC-Vにいち早く目をつけ、独自の命令セットアーキテクチャ「AndeStar」をRISC-Vベースに刷新し、32ビット/64ビットの「Andes Core」を数品種ラインナップしている。同社によると、2019年に既存ISAベースの製品とRISC-Vベース製品の収益率が初めて逆転したという話だ。累計のSoC出荷数50億個の半分は直近2年の実績で、RISC-Vベースの「Andes Core」をリリースした2016年以降、実績を伸ばし続けている。