AIチップベンチャーのGroqがSynopsysのエミュレーター「ZeBu Server 4」を採用
2020年4月13日、SynopsysはAIチップベンチャーGroqが同社のエミュレーター「ZeBu Server 4」を採用した事を発表した。
GroqはGoogleのTPUの開発メンバーが創業したAIチップベンチャーで、同社の開発した「TSP(Tensor Streaming Processor)」は調査会社Linley Groupに最速のディープラーニング・アクセラレータと評されている。(今年1月時点)
SynopsysによるとGroqは「ZeBu Server 4」を用いて数十億ゲート規模の「TSP」のフルチップ・エミュレーションを実行。数十億ものAIワークロード・サイクルを実行して、Groqのソフトウェア定義型のTSPアーキテクチャを検証したという。
Synopsysのエミュレーター「ZeBu」シリーズは、ここ数年「売れ線商品」の一つとしてワールドワイドで実績を伸ばしていると聞く。フラッグシップ製品「ZeBu Server 4」は、業界最速のパフォーマンス(競合の2倍)、最小のフットプリントと消費電力(競合の10分の1)をうたい文句にしている。