2020年2月の世界半導体市場は前年比5%増の345億ドル、前年実績を上回るのは15ヶ月ぶり
2020年4月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2020年2月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2020年2月の世界半導体売上は、前年同月比5%増、前月比2.4%減の345億ドルという結果だった。SIAによるとこの2月の売上にはコロナウイルスの影響はまだ現れていないとの事。1月まで売上実績の前年割れが15ヶ月連続で続いていたが、2月は1年3ヶ月ぶりに前年実績を上回った。しかし、月次売上の減少は昨年11月から4ヶ月連続で、来月以降はコロナウイルスの影響が現れ更に売上が減少する可能性が高い。
2020年2月の売上を地域別で見ると、北米、中国、日本が前年比プラス成長を達成、中でも北米は前年比14.2%増と大きく回復した。前月比では日本市場が6.9%増と成長率トップだった。
日本市場の2月の売上は32億ドルで、売上を円ベースで換算すると前月比約7.3%増、前年比約6.6%増の約3,519億円となる。