2020年1月の世界半導体市場は前年比0.3%減の353.9億ドル
020年3月2日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2020年1月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2020年1月の世界半導体売上は、前年同月比0.3%減、前月比2.2%減の353.9億ドルという結果だった。売上実績の前年割れは2018年11月以降15ヶ月連続。昨年11月から3ヶ月連続で売上減少が続いており、今後は新型肺炎の影響などにより更に売上減少が続く可能性が高い。
米調査会社のGartnerは、既に2020年の世界半導体売上を前年比9.9%増の4599億ドルと下方修正している。同社の2019年12月時点の予測は前年比12.5%増の4707億ドルだった。
2020年1月の売上を地域別で見ると、北米および中国市場だけかろうじて前年比プラス成長、その他の地域は前年実績を割りこんだ。
日本市場の1月の売上は前月比1.3%減、前年比5%減の30億ドルで、売上を円ベースで換算すると前月比約1.2%減、前年比約4.7%減の約3,278億円となる。