2019年の世界半導体市場は前年比12.1%減の4120億ドル
2020年2月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2019年12月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2019年12月の世界半導体売上は、前年同月比5.5%減、前月比1.7%減の361億ドルという結果だった。売上実績の前年割れは2018年11月以降14ヶ月連続。8-10月と3ヶ月連続でわずかながら売上が伸びていたが、11月、12月と再び売上が減少した。
2019年通年の売上累計額は合計4120億ドルで前年比12.1%のマイナス成長。2019年3月時点で各統計機関や調査会社が既に2019年のマイナス成長を予測していたが(
関連ニュース)、結果的には当時の予想を大きく上回るマイナス成長となった。ちなみに2019年12月時点のWSTSの2020年市場予測は5.9%のプラス成長となっている。
2019年12月の売上を地域別で見ると中国市場だけは0.8%のプラス成長、その他の地域は全て前年実績を割りこんだ。
日本市場の12月の売上は前月比2%減、前年比8.3%減の30.4億ドルで、売上を円ベースで換算すると前月比約1%減、前年比約11.3%減の約3,318億円となる。