2019年11月の世界半導体市場は前年比10.8%減の366.5億ドルで足踏み
2019年12月31日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2019年11月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2019年11月の世界半導体売上は、前年同月比10.8%減、前月比0.3%減の366.5億ドルという結果だった。売上実績の前年割れは2018年11月以降13ヶ月連続。8-10月と3ヶ月連続でわずかながら売上が伸びていたが、11月は10月実績を超えられなかった。とはいえ市場の減退は底を抜けた感があり、今後は市場が緩やかに回復していくと見られる。
2019年11月の売上を地域別で見ると全ての地域で前年実績割れとなったが、北米だけは10月売上を上回った。
日本市場の11月の売上は前月比1.9%減、前年比9.1%減の30.8億ドルで、売上を円ベースで換算すると前月比約0.3%減、前年比約12.9%減の約3,350億円となる。