エッジAIエンジンの国内IPベンチャーArchiTekがSiFiveのRISC-VベースIPを採用
2019年11月18日、RISC-VベースのIPコアを手がけるSiFiVeは、同社の日本代理店DTSインサイトと共同で日本のAI向けIPベンチャーArchiTekとのパートナーシップを発表した。
ArchiTekは2011年設立の大阪に本拠を構える日本のIPベンチャーで、「aIPE(ArchiTek Intelligence Pixel Engine)」と呼ぶエッジAI向けのプログラマブルな画像処理エンジンを開発している。「aIPE」は独自の仮想エンジン技術と独自のアクセラレーター/GPUを用いた画像処理エンジンで、汎用性の高さ、プログラミングの容易性、高性能、低消費電力、低コストと仕様上は非の打ちどころのない製品となっている。
※画像はArchiTek Webページ上のデータ
発表によるとArchiTekは、次世代の「aIPE」を用いたSoCの開発でRISC-Vベースのプロセッサ「SiFive Core IP」と同開発環境「SiFive Core Designer」を導入。同SoCには最近SiFiveが発表したセキュリティ・プラットフォーム「SiFive Shield」の実装も検討しているという。なお、SiFive社の代理店DTSインサイトがローカルサポートとして、SiFiveのIPと環境を活用したArchiTekのSoC開発を支援していく。
Architek CEO兼CTO 高田周一氏のコメント。「SiFive Core IPが提供する優れたパフォーマンス、省電力、省スペースにより、次世代aIPE SoCが容易に市場に受け入れられることが期待できます。」
ArchiTekは今週20日からパシフィコ横浜で開催されるET2019に出展し、同社のエッジAI向け画像処理エンジン「aIPE」を展示する予定。DTSインサイトも同じくET2019にて展示ブースを構える。