SynopsysがGoogle Cloudと協業してクラウドベースのシミュレーション環境を実現
2019年9月9日、Synopsysは、クラウド・ベースのシミュレーション環境の構築でGoogle Cloudと協業したことを発表した。
発表によると今回の協業で実現されるのはGoogleのクラウド環境を用いたシミュレーションの実現で、ユーザーは必要な時に必要なマシンリソースを使ってVCSによるシミュレーションを実行できるようになる。
シミュレーションの負荷をクラウド上で分散処理するには、ハードウェア・インスタンスの選定、ファイル・システムのコンフィギュレーション、ジョブ実行の最適化といった課題があるが、SynopsysはGoogle CloudおよびNetApp社と連携してこれらに対応可能なソリューションを提供する。
※NetApp社はGoogle Cloud向けにアプリとワークロードの管理を行うソリューションを提供している。
Synopsysは、昨年10月にAmazonの「AWS」とMicrosoftの「Azure」をサポートする独自のクラウド・サービス「Synopsys Cloud Solution」を発表しており、同サービスの対応ツールにはシミュレータ「VCS」も含まれている。(※
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