2019年7月の世界半導体市場は前年比15.5%減の333.7億ドル、不調続くも僅かに回復の兆し
2019年9月3日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2019年7月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2019年7月の世界半導体売上は、前年同月比15.5%減、前月比1.7%増の327.2億ドルという結果だった。この売上高は今年1月以降で最高額となるものだが、売上実績の前年割れは2018年11月以降9ヶ月連続で、7月の売上は2017年の水準を下回った。
2019年7月の売上を地域別で見ると全ての地域で前年実績を下回ったが、6月実績と比較すると欧州市場以外は全ての地域で僅かながらプラスに転じた。3ヶ月ごとの売上推移を見ても、2-4月売上に対して5-7月売上は2.9%増と伸びている。
日本市場の7月の売上は前月比0.7%増、前年比12%減の29.8億ドルで、売上を円ベースで換算すると前月比0.8%増、前年比約14.6%減の約3,225億円となる。