2019年6月の世界半導体市場は前年比16.8%減の327.2億ドル、19年上半期の実績は前年比14.5%減
2019年8月5日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2019年6月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると2019年6月の世界半導体売上は、前年同月比16.8%減、前月比0.9%増の327.2億ドルという結果だった。売上実績の前年割れは2018年11月以降8ヶ月連続。2019年1月から6月までの上半期の売上合計は約1,960億ドルで前年同時期と比べると14.5%減となっている。今年に入り市況の悪化が続いているが、四半期単位で見るとQ1(1-3月)実績に対しQ2(4-6月)実績は0.3%と僅かながら増加した。
2019年6月の売上を地域別で見ると全ての地域で前年実績を下回ったが、5月実績と比較すると日本市場だけは2.6%増と売上を伸ばした。日本市場は5月に続いて2ヶ月連続で売上がプラスに転じているが、ドルベースでの実績のため為替レートの変動による影響も大きい。
日本市場の6月の売上は前月比2.6%増、前年比12.8%減の29.6億ドルで、売上を円ベースで換算すると前年比約15%減の約3,198億円となる。