IPベンダ仏CortusがRISC-Vベースのプロセッサ・ファミリを発表
2019年3月25日、フランスのプロセッサIPベンダCortusは、同社初となるRISC-Vベースのプロセッサ・ファミリの一般提供を発表した。
今回Cortusが発表したRISC-Vベースのプロセッサ・コアは下記の6品種。
・APS1V(RV32EMC)小面積、超低電力の32ビットCPU
・APS3V(RV32IMC)低電力でAPS3Vより高性能な32ビットCPU
・APS5V(RV32IMAC)マルチコア向け32ビットCPU
・FPS6V(RV32IMACF)単精度浮動小数点をサポートする32ビットCPU
・FPS8V(RV32GC)倍精度浮動小数点をサポートする32ビットCPU
・FPS69V(RV64GC)倍精度浮動小数点とMMUをサポートする64ビットCPU
CortusはArmの置き換えを狙った独自の低価格ISAベースコアを提供しており、それらコアの出荷実績は40億台を超える。2017年からはRISC-V Foundationにプラチナメンバーとして加盟していた。
Cortusによると、今回発表したRISC-Vベースのプロセッサ・コアは、すでに航空宇宙、衛星、産業、自動車の各分野の顧客プロジェクトで利用されているという話。Cortusのプロセッサ・コアのユーザーは、グラフィカルな開発環境、コンパイラ、デバッガ、RTOSなど開発エコシステムを利用できる。