台湾Faradayが量産向けのRISC-VベースASICプラットフォームを提供
2019年4月9日、ASICデザインサービスを手掛ける台湾のファブレス半導体ベンダFaraday Technologyは、RISC-VベースのASICプラットフォームを発表した。
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発表によるとFaradayの提供するRISC-VベースのASICプラットフォームは、RISC-VベースのSoC開発を行う顧客向けのソリューションで、RISC-VコアIPの実装やSoCデザインの検証などのサービスに加え、RTOSやデバイスドライバで構成されるリファレンス・デザイン・キットも提供する。Faradayによると、同社は既に同プラットフォームを採用したRISC-VベースのAI向けおよびIoT向けSoCの量産を実現。IoT向けのSoCにおいてはバッテリー駆動の性能を高めることが出来たとしている。
いち早くデザインサービスとしてオープンソースの命令セット・アーキテクチャ「RISC-V」に対応したFaradayは、AI、IoT/AIoT、ネットワーキング等の多様なアプリケーションで、RISC-VベースASIC設計の商機が多くあると考えているようだ。