2019年2月の世界半導体市場は前年比10.6%減の328.6億ドル、2ヶ月連続で前年実績を割り込む
2019年4月2日、米SIA(Semiconductor Industry Association)は、2019年2月の世界半導体売上(3ヶ月移動平均)を発表した。
SIAの報告によると、2019年2月の世界半導体売上は前年同月比10.6%減、前月比7.3%減の328.5億ドルだった。1月に2年半振りに前年実績を割り込んだが、2月は更に売上が落ち込む形となった。これで2018年11月以降4ヶ月連続で売上が減少している。
2019年2月の売上を地域別で見ると、全ての地域で1月の実績および前年実績を下回った。最も売上が落ち込んでいるのは北米市場で前年比22.9%減。9-11月と12-2月の売上平均を比較すると直近は33.6%も売上が落ちている。
日本市場の2月の売上は前月比5.3%減、前年比5.9%減の29.9億ドル。売上を円ベースで換算すると前年比約3.8%減の約3299億円となる。
なお、今年に入って発表された各社、各団体の世界半導体市場予測を見ると、メモリの業績悪化に伴いマイナス成長の予測が増えてきている。