2018年Q4世界EDA売上は前年比約3.1%減の25億7010万ドル、3年ぶりの前年実績割れ
2019年4月15日、米ESD Allianceは、2018年度第4四半期(10月-12月)の世界EDA売上報告を発表した。
ESD Allianceの発表によると、2018年Q4(10-12月)の世界のEDA売上総額は前年比約3.1%減の25億7010万ドルで2015年Q4以降3年ぶりに前年実績を下回った。
2018年通年(Q1-Q4)の売上は、前年比3.7%増の97億430万ドルで9年連続の売上増を達成した。
2018年Q4のEDA売上をカテゴリ別に見ると、主力のIP分野とIC Physical Design & Verification分野が大きく前年実績を割り込んだ。
2018年Q4のEDA売上を地域別に見ると、全ての地域で前年実績を下回った。中でも北米、欧州は大きく落ち込んだ。
2018年Q4時点でのEDA業界の従業員数は前年比7.1%増の42,790人でQ3に続いて過去最高記録を更新した。
2018年Q4の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 8億6620万ドル 2.4%Up
■IC Physical Design & Verification分野 4億8510万ドル 11.1%Down
■IP分野 8億6610万ドル 3.5%Down
■サービス分野 1億550万ドル 10.7%Down
■PCB/MCM分野 2億4730万ドル 2.6%Up
2018年Q4の地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 11億5900万ドル 7.4%Down
■欧州 3億3980万ドル 12%Down
■日本 2億2500万ドル 1.7%Down
■アジアその他地域 8億4630万ドル 0.4%Down
※ESDA(Electronic System Design Alliance)