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Wave ComputingのMIPSオープンソース化、専門委員会立ち上げで一歩前進

2019年2月19日、AIチップを手掛けるシリコンバレーのベンチャーWave Computingは、「MIPS Openアドバイザリー・ボード」の設立を発表した。

プレスリリース

MIPSは昨年12月に同社の保有するMIPS命令セットアーキテクチャのオープンソース化の計画を発表しており(関連ニュース)、今回の「MIPS Openアドバイザリー・ボード」の立ち上げは、MIPSオープンソース化に向けた第一歩となる。

Wave Computingによると「MIPS Openアドバイザリー・ボード」は、MIPSアーキテクチャをターゲットとしたエコシステムの標準化を目指す非営利団体「prpl Foundation」内のメンバー委員会として設置される。「prpl Foundation」はImmagination Technologiesの主導で組織された団体で、MIPSコア運用のためのオープンソースのソフトウェア・フレームワークやAPIなどを整備している。当面「prpl Foundation」は、「MIPS Openアドバイザリー・ボード」のインキュベーション組織として機能し、将来的には「MIPS Openアドバイザリー・ボード」の独立化が検討される見通し。

「MIPS Openアドバイザリー・ボード」では、MIPSアーキテクチャのオープンソース化に向けたライセンス契約の形態やメンバーシップの要件、コミュニティのガバナンス構造、MIPS Open Certified™製品の基準などの定義が進められる予定で、Wave Computingおよび「prpl Foundation」は、現在同アドバイザリー・ボードのメンバーを募集している。

Wave Computing
prpl Foundation

= EDA EXPRESS 菰田 浩 =

(2019/03/04 )

 

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