Baidu, Facebook, Microsoftが協力してオープンなAIアクセラレータの仕様を定義へ
2019年3月15日、Baiduは、サンノゼで開催していたOpen Compute Project 2019グローバルサミットにて、Facebook, Microsoftと協力してOCP Accelerator Moduleの仕様定義に取り組むことを発表した。
OCP(Open Compute Project)は、2011年にFacebookが立ち上げたデータセンター向けのオープンソースのハードウェア開発プロジェクトで、OCP Foudationには、Facebook, Google, Microsoft, Intel, AMDなど計200社が参加している。
今回Baiduが仕様定義をアナウンスしたOCP Accelerator Module(OAM)は、AIアクセラレータの開発期間の短縮とその導入のスピードアップを目指して考案されたオープンなAIアクセラレータ・アーキテクチャで、AIアクセラレータ間の相互運用性の実現するもの。発表によるとBaidu, Facebook, Microsoftの3社は協力してOAMの仕様定義を主導し、OCPのメンバーである大手インターネット企業やAIアクセラレータの開発ベンダらがこれをサポートしていくという。
なおOpen Compute Project 2019グローバルサミット関連の話題としては、MicrosoftがAzureで使用しているデータ圧縮アルゴリズムとハードウェア(Verilog-RTLコード)をオープンソース化してOCPに寄託した事が報じられている。