この10年で閉鎖または転用された半導体ファブは97、うち日本のファブは36
2019年2月27日、IC Insightsのレポート:
IC Insightsによると、2009-2018年の10年間で閉鎖または転用された半導体ウエハ工場は計97。
その大半が200mm以下のウエハ工場で、地域別にみると最も多いのは日本で計36の工場が閉鎖・転用された。
2018年には3つの工場が閉鎖・転用されたが、そのうち2つはルネサスの工場だった。
ウエハ工場のコスト上昇を考えると半導体ベンダのファブレス化は今後も進み、今後数年間でさらにいくつかの工場が閉鎖される見通しで、ルネサスは今後も大津、宇部の2工場を閉鎖・転用する計画がある。
ウエハ工場の閉鎖・転用が進み、新たな工場が立ち上がらない状況をみると、日本の半導体設備投資のシェアが僅か5%である事は不思議ではない。