Storage ProcessorのイスラエルPliopsがソフトバンクらから3000万ドルを調達
2019年1月30日、クラウド・ストレージ・ソリューションを手掛けるイスラエルのベンチャーPliops社は、資金調達Bラウンドで計3000万ドルを調達した事を発表した。
Pliopsへの出資をリードしたのは新たに投資家に加わったSoftbank Ventures Asiaで、既存の投資家であるIntel, Western Digital, Xilinxらもこれに続いた。
今回の3000万ドルを合わせて同社の累計調達額は計4000万ドル。新たに調達した資金はクラウドストレージおよびデータベース・アプリケーション向けの「ストレージ・プロセッサー技術」の開発加速に充てる。
PliopsはSamsungや東芝でSSDコントローラを開発していたメンバーが2017年に立ち上げた会社で、イスラエル、アメリカ、中国に拠点を持つ。
同社のコア技術「ストレージ・プロセッサ」に関する詳細は未だ公表されていないが、プレスリリースでは「MySQLやCassandraのようなクラウドデータベースを、分離されたFlashに展開することで、計算負荷を90%、ネットワークトラフィックを20倍、レイテンシを50倍、アプリケーションのスループットを10倍以上向上する」と説明。データセンターにおける高速かつ低消費電力なデータアクセスを実現するソリューションのようだ。
Pliopsは2019年中ごろに同社のソリューションの詳細を発表する予定。