KMCのJTAGデバッガでNSITEXEの次世代IP「DFP」搭載ボードのデバッグが可能に
2019年1月16日、京都マイクロコンピュータ(KMC)は、同社のJTAGデバッガ「PARTNER-Jet2」が日本のIPベンダNSITEXEのテストボードの開発環境に対応したことを発表した。
デンソーの100%子会社であるNSITEXEは、米AIスタートアップのThinCI社と共同で次世代半導体 IP「Data Flow Processor(DFP)」を開発しており、昨年12月にDFPを搭載したテストチップの開発完了を発表していた。
今回、KMCのJTAGデバッガ「PARTNER-Jet2」はDFPを搭載したNSITEXEのテストチップ・テストボードの開発環境として対応した。NSITEXEはDFPの市場投入に向け、試作チップの開発初期段階からKMCとデバッグ・トレース環境の検討と検証を行ってきたという。KMCの「PARTNER-Jet2」はARMやSHに対応するJTAGエミュレータとして実績があり、IntelのCPUやARM最新の64bit v8アーキテクチャにも対応している。
今回の発表は1/16から東京ビッグサイトで開催されている第11回オートモーティブワールドに合わせて行われたものである。