2018年Q3世界EDA売上は前年比約6.7%増の24億3560万ドルでQ3記録を更新
2019年1月8日、米ESD Allianceは、2018年度第3四半期(7月-9月)の世界EDA売上報告を発表した。
ESD Allianceの発表によると、2018年Q3(7-9月)の世界のEDA売上総額は前年比約6.7%増の24億3560万ドルで、Q3の売上記録を更新した。
2018年Q3のEDA売上をカテゴリ別に見ると、全ての分野で前年実績を上回った。中でもIP分野とサービス分野が顕著な伸びを示した。両分野は前Q2でともに前年実績を割り込んでいた。
2018年Q3のEDA売上を地域別に見ると、全ての地域で前年実績を上回ったが北米、欧州、日本市場における成長率は前年比1桁増に留まった。(前Q2は各地域前年比2桁増を記録していた。)Q2で前年実績を割り込んでいたアジア・その他地域は前年比7%増と活気を取り戻した。
2018年Q3時点でのEDA業界の従業員数は前年比8%増の42,162人で過去最高記録を更新した。
2018年Q3の分野別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■CAE分野 7億5660万ドル 5.6%Up
■IC Physical Design & Verification分野 4億7580万ドル 3.9%Up
■IP分野 8億8350万ドル 8.8%Up
■サービス分野 1億1910万ドル 11.3%Up
■PCB/MCM分野 2億70万ドル 5.7%Up
2018年Q3の地域別の売上と昨年同時期との比較は以下の通り。
■北米 10億6000万ドル 7.4%Up
■欧州 3億5080万ドル 5.5%Up
■日本 2億4200万ドル 4.1%Up
■アジアその他地域 7億8290万ドル 7.0%Up